こんにちは!!
理事の髙柳勝之です。
今日は、先週の日曜日の続きであるむくみについてお話をさせていただきます。
◯腎臓の機能と水分について
むくみでよく聞くのは、
・前回お話しした運動不足により循環が悪くなること
もう一つが今回お話しする
・塩分摂取後など、喉が乾いて水をたくさん飲むことでのむくみです。
これは、血の中の塩分濃度が高まることで、人間の身体は濃度を一定に保とうとすつために水分をたくさん飲むようにしている現象であります。
そうすると、本来水分は腎臓で量をコントロールしているため、急に大量の水を飲むと処理しきれなくなります…この処理しきれなかった部分の水分が血管から出て細胞外液のところに溜まってしまいます。
細胞内液であれば運動することで循環してくれるのですが、細胞外液は循環しないため運動をしてもむくみが取れないということになるのです。
この場合の対策は！？
水分を再び血液の中へ回収する能力が必要になりますよね。
それがアルブミンなんです!!
アルブミンは簡単に言えばタンパク質です。このタンパク質不足がむくみの原因の1つにもなっているのです。なのでタンパク質の摂取を適量にし、水分の急激な摂取を控えることが大事になってきます。
また、もう一つ覚えていてもらいたいことが女性の場合は、プロゲステロン（性ホルモンの1つ）の影響を受けて身体がむくんでしまうということです。
ではなぜ？関係してくるのかというと、
月経周期の後半になるとプロゲステロンが働き、食事量↑・保水・脂肪量↑などで妊娠に備えようとするのです。
これらのことにより、生理前の時期に甘いものを食べてしまうと、先ほどの塩分と同じように血中の糖分濃度が高まり、薄めようと水分摂取量が増えてしまいます。その結果、プロゲステロンの作用と重複して浮腫みやすくなるのです!!
この場合の対策は！？
生理前に甘いものを食べなくてもいいように、普段からきちんと栄養摂取をしておくことです！！また、急激な水分摂取も気をつけましょう。
※塩分と水分はよく言いますが、糖分と水分は見逃されがちなので、気を付けもしょう。
◯栄養不足によるむくみ
先ずは、1日に必要なアミノ酸は身体の中のタンパク質から分解しやりくりしてくれています。しかし、食事からとるタンパク質が不足してしまうと…
命に直結しない筋肉からタンパク質を分解してしまいます。
これがなぜいけないかというと、筋肉はタンパク質１に対して３倍の水分を保持しているので、その水分が余ってそれがむくみとなってしまうのです。それと同時にブドウ糖不足になっても、糖新生により筋肉を分解していくので同じように水分が余ってむくみとなります。
この場合での対策としては！？
しっかりとタンパク質・ブドウ糖を摂取することです。
今回、お伝えしたい事は、食事（栄養の摂取）の重要性です！！
・運動するにも
・ダイエットするにも
・勉強するのにも
・健康になるのにも
・妊活するのにも
何をするのにもまず、食事（栄養の摂取）をしっかりして身体のエネルギーをしっかり蓄えていって欲しいという事です。
2020/8/1スタート
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