妊活とミネラル
こんにちは、理事の山本です。
まだまだ暑い日が続いていますね。
当サロンのクライアントの方々に、夏場はどのような食事が多かったですか?
と質問させていただくと大半の方が「麺類」と答えられます。
暑いからスルスルと入る麺類はありがたいですよね。
ここで心配なのが秋風が吹きだした頃に来る「本当の夏バテ」です。
5大栄養素やビタミン・ミネラル等が夏場にあまり摂られることなく
暑さで内臓機能も衰えてしまっています。
今からでも、麺類中心からたんぱく質を摂取するを心がけて本格的な秋に備えましょうね。
今回はミネラルの硫黄編です。
硫黄と聞くと温泉のこと?と感じる方もいらっしゃるかと思いますが
ゆで卵を作った時のにおいって、温泉のにおいみたいですよね。
その匂いを思い出しながら読んでくださいね。
硫黄はたんぱく質やアミノ酸の構成成分で、他の元素と結合する働きがあります。
「シスチン」というアミノ酸に含まれており、
身体・髪の毛・爪・軟骨などの組織を作る重要な働きをします。
主な働きはビタミンB群と共に糖質・脂質の代謝に働きかけ、有害なミネラルの蓄積を防ぐとても良い仕事をこなしてくれます。
【体から毒素を排泄する力が出るということですね、妊活にはとても必要な力です】
また、角質を柔らかくするや殺菌作用があるのでニキビ予防・美肌・水虫予防に効果が発揮されます。
先ほども書きましたが代謝を活性化し毒素を排泄することから、体調を崩している方・体力低下している人に微量の硫黄を与えると回復しやすいといわれています。
欠乏?過剰?
前項に書きましたように、硫黄は、たんぱく質の<メオチンやシスチン>などの含硫アミノ酸の構成要素で、軟骨・骨・髪・爪などを作ります。
また、ビタミンB1、パントテン酸と結合し、補酵素として、糖質や脂質の代謝に作用。
他にも有害なミネラルの蓄積を防ぎ、細菌感染に対する抵抗力をつける、肝臓の胆汁の分泌を助けると多くの働きがあります。
硫黄は、たんぱく質を豊富に含んだ食品を摂っていれば不足することはありませんが、この夏のようにそうめん等の炭水化物ばかりをとっていると不足につながり、夏バテを増加させてしまいますね。
硫黄は食物から摂取している限りは過剰症にはなりません、気にしすぎてサプリに頼ったりしていると過剰摂取となりますので気を付けましょう。
欠乏症の症状
・皮膚炎
・しみ
・爪の異常
・抜毛
・関節が弱る
・肝機能低下
・動脈硬化
・心臓病
・脳血管障害
・高血圧
妊活をする上でミネラルは大変重要な働きをしていくのが分かるかと思いますが、妊娠中の母体にもたんぱく質をしっかりと摂ることが、妊娠中・産後の骨盤の安定や産後の抜毛予防にも必要なことですね。
硫黄が多く含まれる食品は
大豆・にんにく・たまねぎ・ネギ・にら・アスパラガス・たまご・鶏肉・牛肉・豚肉・魚・エビ・貝など
主に動物性のたんぱく質に多く含まれていますが、何事もバランスよくメニューを選びましょうね。
本来なら、秋はサンマですね!とお勧めしたいところですが、今年のサンマは高騰しており食卓に簡単には登場してくれそうにない状態です。
美味しい秋の味覚を楽しみながらワクワク妊活始めましょう。